お化け屋敷　Ｈａｕｎｔｅｄ　Ｈｏｕｓｅ黄泉の国


　　　　　　            凡そ１３０年以上経た汚れとごみに埋もれた古民家を突然買う羽目になりました。
　　　　                  
　先ず、あまりに見苦しいごみと汚物は他人様に頼めず、自分で集め解体やさんに処分を依頼した。
　　　　
　　　　                   　いくら住む人がないとはいえ、少なくとも５０年前の子供の靴やら歩行器やら汚いまま無造作に
　　　　                   　放置されていて。割れたガラス部屋には数十年の埃が積もっています。
                        汚い部屋には慣れているお掃除専門に依頼したが、二階に上がろうとしたら、　　
　　　   　　
　　　　　　　　　≪上がるの怖い…≫　　といわれ数十分説得。やっと明日から働くと言われ安堵したものの。　　
　　　　　　　
　　　　ところが翌朝、半泣きで≪あの家には入るのは絶対嫌です≫とお断り。そういえば大工さんを案内した時
　　　　　
　　　　≪この家入った時背筋寒くなった・・・なにか歯が抜けたお婆さんの声が聞こえた　　　よな≫
　　　　
　　　　　　　　ここでお話したくはないのですが、実はこの家の一代目は私の祖父と同じ年に生まれた従兄妹同士です。

　　　　８０年も遅れて生まれた私の存在をこの家のご先祖が知るはずなく、私は彼女がお亡くなりになって４０年後に生まれたので。　　
    間違いなく私の名前・・・しゃがれた歯が抜けたお年寄りのような。

　　　　キレイにして、手入れして呉れて有難う・・・大きな油絵の肖像画はその日によって症状が変わって見える　　けれど
　　　　　気のせいかな？　三間続きの座敷には障子のすべてがボロボロビリビリ、書院窓も欄間も外され
　　　見るも無残な　姿ではあります。
　　　　
　　　折角、こんな霊を感じられる家を手に入れたのだから、お化けの存在をこの世でしってほしい・・・
　 　悪いことをしてきた人は、この家のお婆さんのお経で身を清めて欲しい・・反省して生きなおすのだ！
　　

　忠告　今までの自分を振り返って、弱いもの虐めなど覚えのある方は絶対見に来ないでね
あなたにこの家の悪霊が憑依するかも知れません！